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初めての試みとして、2月8日10:00より、クラブハウス2階で、海上保安の方々による「国際VHFとAISの利用にかかる説明会」を、参加者28人(志摩マリーナ、四日市YC、MYC、富貴YCからも)、JSAF外洋東海外洋駿河湾藤田元通信委員長のご支援をいただき、実施しました。
国際VHF、パールレースの参加ロールコールのため、25Wを 15年位前に購入、前艇と現艇で4回、ロール使っただけで、検査期限が過ぎ封印、数年後の船舶検査の花火減らすために5W登録、JSAFのレース運営モニターに数回使っただけで、更新しただけで通話なし。どう使えばいいんですか?と質問、
16ch か、77ch で呼び出して下さい。と。
77ch は、利用頻度が高い小型船間で使われています。77chをよく使っているグループや艇はやっぱり16ch 呼び出しで、ch移動が良いと。
で、使い方としては、行き先宣言、
「こちらヨット、クークー、ハーバーレーダー、ハーバーレーダー」
「こちら名古屋港ハーバーレーダー、ヨットクークー、◯chへ」
「ヨット、クークー了解」
指定された◯chに移動して、
「こちら、ヨットクークー、10:00 鬼崎ヨットハーバー出港、乗員4人、名古屋港のカーデーン埠頭に向けて、機帆走、7knot で向かいます。」
「こちらハーバーレーダー、了解。13:00 北行き大型船、あります。ご注意を。」
「ありがとうございます。」
こんな感じ、この通話でヨットが名古屋港に向かっていることを認知、もしクーが、AIS 位置情報を出していたら、AISでも確認。
ある意味で航空管制官と同じです。
問題がなければ見守り
「こちらヨットクークー、ガーデン埠頭につきました」← この報告は不要とです。
呼び出し先として、「なごやほあん」遭難・緊急・安全確認等に用いるので、他をご利用願います。「なごやハーバー レーダー」、位置通報 名古屋港周辺の航路情報等
「いせわん マーチス」位置通報 伊良湖水道航路周辺の航路情報等 「なごやポートラジオ」等は、港務関係通信のためプレジャー不定用
と保安庁よりのご指導でありました。
航海中、やっかいな本船とミートしそうな時は、16chで、
「こちらヨットクークー、赤色の北向きタンカーさん、取れますか?」
「はい、ヨットクークーさん、こちら◯◯丸、◯ch へ」どちらか先にch 誘導、そのchに移動します。(局証書に使えるch 明記あり、機種としては基本的にどのchでも使用可能ですが使えません。)
「◯◯丸さん、こちらクークー、貴船の航路を邪魔しないように、こちらのコースを変えて来船の船尾を通過します。」
「こちら◯◯丸、ヨットクークーさんありがとうございます。」
この会話で、迂回意思を確認。
この際、クークーからAIS を出していたら、艇名、艇種などの情報がわかり、より円滑なコミュニケーションが可能となる。このことが大切と。
AIS、ディスプレイで周りの船の動向がよくわかることも大切ですが、まず自己データー発信が大切、VHF電波帯でお互いが飛ばす範囲で情報の受取確認ができると。
*ん、じゃあなぜ、スマホやiPadで見られるのか?
伊勢湾の場合、鬼崎ヨットクラブと四日市ヨットクラブの屋上アンテナが、船舶からのVHF 電波を受け、ネット変換して、通信回線を使いネット上にアップしているからなのです。二つのクラブは電力負担のボランティア、良いことをしています。大王崎から西が手薄と、個人宅でもいいのでどなたかアンテナを立てられませんか?ネット回線と少しの電気の提供が必要です。小型艇は陸で拾ってもらわないとネット上で表示されません。
スマホで見られる AIS搭載のフネの位置と名前を教えてくれるアプリ 2種
JM-safety は 日本無線が提供する無料アプリです。他船が近づくと 警報を出してくれます。船名は表示されません。FindShip は 海上保安庁などが取りまとめた無料アプリです。船名が判りますので、VHFで「朝日丸さん こちらは 貴船右舷前方のヨットです。こちらを見ていますか??」などと呼びかけに使えます。
*AISステーションについて、
鬼崎ヨットクラブと四日市ヨットクラブの屋根の上には、AISステーションのアンテナが立っており、図は、鬼崎ヨットクラブのアンテナのカバーエリアエリアです。緑の範囲は簡易AIS(クラスB)、オレンジの範囲が義務船(クラスA)
もう一段アンテナポールを足すとエリア少し広がるそうですが、電気代以外は協会からの支給品です。。
また、この講習では、PLB誤発信防止をお願いしますとのご指導、装置確認(ロック機能)・取り付け変更(装備位置)で誤発信を防ぐように、誤発信をした場合は、捜索活動を行いますので、速やかに保安部へ連絡をお願いします。
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*ヨット仲間から、こんな情報も。
イギリスでVHF資格を取得しました。先ずオンラインでテストを受け、合格すると、近くのマリーナで、王立ヨット協会(RYA)の講師が実地講習をして、資格交付の流れなのですが、講習では、複数のデスクの両側に無線機が置かれ、受講者2人1組になり、メーデーコールの練習を繰り返しさせられました。後に、イギリスで1回、フランスで1回、メーデーコールを可能にしたのは、講習のお陰でした。
因みに、VHFは、英国発祥なので、VHF上の公用語は英語と断言されました。
フランスでも英語でした。
買った船を船検逃れの為にイギリス船籍にしたので、RYA規則に従ってVHF資格を取るのが必須になってまして…船舶免許は無し!でも、もっと費用の掛かるRYAオーシャンマスターなんて資格は存在してます。
イギリス以外だと、知ってる限りですが、アメリカは、無線資格試験無しですが、何故か、アマチュア無線は40問の資格試験有ります。問題集1冊やれば合格します。外洋航海を視野に入れてアマチュア無線資格を取りましたが、プレジャーボートは、SSBも無資格で運用出来たのかも知れません
異常航行(艇長脳出血で倒れていた)しているヨットを海保に通報1回
霧で視程不良の時に出入港船の確認ポートラジオと帆走中行合いになった本船との回避要領の確認(○○湾中央を西進中の○○丸貴船前方3マイルを東進中のプレジャーヨット△△です。クローズドホールドのため左側に回避したいのですがよろしくお願いします)
マリーナに帰投中、燃料補給のオーダー、帰港予定時刻の変更等々に活用しています。
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*他のヨット仲間からは、
ウチの船、受信したAISの信号を中継して、Marine Trafficに中継する設定入れいます。時々中継しないんですが…
一方で、Newpec Smartが取っているAISは東洋信号通信社のデータをつかっているので、ボランティアベースでなく、自社の信号所で受信しているので、結構田舎までカバーされている感じがします。
https://www.toyoshingo.co.jp/…/information/ais_data.html
東洋信号通信社の話は、AISのデータの解釈が違うぜ!というレポートをnewpec Smartに報告したら、「使っているデータの会社に問い合ます」という話になって、あっという間に答えが来たので、こりゃ日本のデータ使っているな?と思って調べたらどうやらこれだなと思った次第。
九州のとんでもないところでもAISに反映されてなかなかの精度です。タイムラグもないし。
一方、マリントラフィックとかのボランティアベースのは、大きなタンカーとかつすれ違うとレポートされたりします。タイムラグも激しいし、しょっちゅいなくなります。なので、自分で自分の場所は直接アップデートかけてます。
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開催案内
2月8日(土)10時より、鬼崎ヨットクラブ2階にて、中部空港海上保安航空基地の航行安全対策官救難課にお願いして、「国際VHF 及びAIS の利用に関わる説明会」を、未体験者、初心者対象に行います。国際VHF の免許を取って5W 買ったけど一度も使ってない方、免許も持っていない方。
AIS ってよく聞くけど、実際に本船はどう使ってるの?ヨットにつけてあるとどうメリットがあるの?
〈マーチス〉〈ポートラジオ〉〈ハーバーレーダー〉って何?など、免許試験では理解できなかったことを教えてもらい、僕らのより安全なヨット遊びの行い方のへ導きをお願いしました。
*じゃあ、CooCoo SiXとしての今後の対応を考えると。。。
まずは、AIS 発信器、新品10万円位を入手、ディスプレイなし、使っていない25W用VHFアンテナ利用、開局申請。情報確認は、スマホかパッドかと。
これにより、本船などが、うちの船名、船種、進行方向スピードが確認できます。で、通話必要な場合は5W VHFで、会話。かと。
記 広報 CooCoo SiX 岩瀬 喜貞