新着情報
カテゴリー
アーカイブ
平成29年3月5日
新会長ご挨拶
梅原 啓三
このたび、鬼崎ヨットクラブ会長を拝命いたしました梅原でございます。14年間お務めいただいた竹内敬二前会長から引き継ぎ、伝統あるクラブの会長という大任を仰せつかり、身が引き締まる思いであります。皆さんのご支援ご協力をお願いいたします。
これまでの歴史を振り返ってみますと、1959年(昭和34年)の鬼崎ヨット管理組合、1963年(昭和38年)の鬼崎ヨットハーバー協議会を経て、1973年(昭和48年)8月に鬼崎ヨットクラブが設立され、今年8月で44周年を迎えます。この間、1978年(昭和53年)7月に体育協会ヨット部艇庫が完成し、ここを拠点に本格的なクラブ活動が始まりました。鬼崎港から常滑港に仮係留していた1990年(平成2年)9月に台風19号によりクラブ艇が多数大破するという惨禍が起きました。その後、1997年(平成9年)に現在の鬼崎フィッシャリーナーに移転し、2010年(平成22年)4月には念願のクラブハウスが竣工しました。ここまで幾多の苦難を乗り越え、現在のクラブへと育てていただいた先輩諸氏に心より感謝申し上げます。
さて、現在、36艇のオーナー・クルーを合わせて約180名が所属しています。オーナー(代表者)の平均年齢は約63歳で、大変高齢化していることに驚きました。このままいけば50周年を迎える2023年には平均年齢70歳にとどこうかということになります。まさに、鬼崎ヨット老人クラブと言っても過言ではありません。高齢化していくクラブをこれからどう運営していくかが、新しい課題になっていることを思い知らされます。
日本の男性の平均寿命は80歳、それに対して健康寿命は71歳とのことです。健康寿命とは、日常的・継続的な医療・介護に依存しないで、自分の心身で生命維持し、自立した生活ができる生存期間、分かりやすく言えば、自分のことは自分でできる期間です。私たちメンバーも健康寿命に相当近づいていることになります。メンバーの多くは現役をリタイアし、毎日が日曜日のような生活をされていると思いますが、ヨットがある恵まれた環境を生かして、天気が良くていい風が吹いていたら、仲間を誘って日曜日と言わず海に出てセーリングを楽しんではいかがでしょうか。時にはみんなで遠出するのもいいかもしれません。「晴耕雨読」ならぬ「晴帆雨読」です。元気だから海に来られるのか、海に来ているから元気でいられるのか、どちらが先かわかりませんが、力ある限りヨットライフを楽しんでいただきたいと思います。私も、できるだけヨットハーバーに来て、艇を出したいと思います。また、皆さんの艇にも乗せてください。
最後に、クラブの運営は総務委員会、ハーバー委員会、レース委員会、広報委員会、海事普及委員会、OFC担当の各委員会が担当し、時には厳しいことをお願いするかもしれませんが、鬼崎ヨットクラブは36艇のオーナーやクルーの皆さんが、みんなで作り上げていくものだということを忘れないでいただきたいと思います。